ファイル操作の基本 — 読む・書く・検索をAIに任せる
このレッスンで学ぶこと
- □Read — ファイルを読むツールの使い方と活用場面
- □Write / Edit — ファイルの作成・編集の仕組み
- □Glob — パターンでファイルを探す方法
- □Grep — テキスト検索でプロジェクト全体を横断する
- □Bash — コマンド実行でできることの広がり
- □5つのツールを組み合わせた実務シナリオ


Read — ファイルを読む
Readは最も基本的なツールです。ファイルの中身を読んで、Claude Codeに理解させます。
こう話しかけると、Readが使われる
「このファイルの内容を教えて」
指定したファイルの全文を読んで要約
「package.jsonを見せて」
特定のファイルを名前指定で読む
「このCSVの中身を分析して」
ファイルを読んだ上で分析・集計
「エラーログを確認して」
ログファイルを読んで問題を特定
Readの特徴
Write / Edit — ファイルを作る・直す
Writeは新しいファイルを作成し、Editは既存ファイルの一部を書き換えます。Claude Codeの「手」にあたるツールです。
Write(新規作成)の例
「README.mdを作って」
新しいファイルを作成して内容を書き込む
「設定ファイルを作成して。内容は〇〇で」
指定した内容でファイル作成
「このデータをCSVにまとめて保存して」
分析結果をファイルに出力
Edit(部分修正)の例
「3行目のタイトルを"新しいタイトル"に変えて」
特定の部分だけピンポイントで修正
「このファイルの誤字を直して」
内容を読んで問題箇所を自動修正
「全てのURLをhttpからhttpsに変えて」
条件に合う箇所を一括置換


Glob — パターンでファイルを探す
Globは「こういう名前のファイルを探して」と依頼するときに使われます。プロジェクト内に何百ものファイルがあっても、一瞬で目的のファイルを見つけます。
Globが活躍する場面
「.tsxファイルを全部探して」
内部パターン: **/*.tsx
拡張子でファイルを絞り込む
「srcフォルダの中のJavaScriptファイル一覧を見せて」
内部パターン: src/**/*.js
特定フォルダ内を検索
「画像ファイルは何個ある?」
内部パターン: **/*.{png,jpg,svg}
複数の拡張子を一度に検索
「configという名前のファイルを探して」
内部パターン: **/config*
ファイル名の一部で検索
数秒
数千ファイルの中から該当ファイルを検索
Anthropic Docs[1]
パターン
ワイルドカード(*)で柔軟に検索
Anthropic Docs
自動
内部パターンはClaude Codeが自動生成
Anthropic Docs
Grep — ファイルの中身をテキスト検索
Globが「ファイル名」で探すのに対し、Grepは「ファイルの中身」を検索します。「このテキストが書かれているファイルはどれ?」を見つけるツール。
Grepが活躍する場面
「TODOが書いてある場所を全部探して」
プロジェクト全体からTODOコメントを一覧化
「"エラー"という文字が含まれるファイルを探して」
エラーメッセージの場所を特定
「この関数を使っている場所を全部見せて」
関数名・変数名で使用箇所を検索
「電話番号が書いてあるファイルを探して」
パターンに合致する内容を検索


Bash — コマンドを実行する
Bashツールは、ターミナルコマンドを実行します。ファイル操作だけでなく、gitの操作、npm/pythonの実行、システム情報の取得など、PCでできることはほぼ全て実行可能です。
Bashで実行できることの例
「git statusして」
Gitの変更状況を確認
「このフォルダのサイズを教えて」
du -sh でディスク使用量を確認
「npmパッケージをインストールして」
npm install を実行
「このPythonスクリプトを実行して」
python script.py を実行
「フォルダを作って、ファイルをコピーして」
mkdir, cp などのファイル操作
Bashは強力だからこそ慎重に
rm(削除)やsudoを含むコマンドは、実行前に必ず内容を確認しましょう。実務シナリオ — 5つのツールの組み合わせ
実際の業務では、ツールが自動で組み合わさって動きます。いくつかのシナリオを見てみましょう。
シナリオ1: プロジェクトの全体把握
「このプロジェクトの構成を教えて。主要なファイルの役割も説明して」
シナリオ2: 一括置換
「全ファイルの"旧社名"を"新社名"に変えて」
シナリオ3: レポート自動生成
「先月のアクセスログを集計して、レポートをMarkdownで作って」
シナリオ4: コードレビューの下準備
「最近変更されたファイルを確認して、変更点をまとめて」

Phase 1 完了!
Claude Codeの基礎 — 「何ができるか」「どう使うか」「どう動いているか」を理解しました。ここまでの知識だけで、日常業務にClaude Codeを取り入れ始められます。
Phase 1で学んだこと:
- Lesson 1: claude.aiとの違い、Claude Codeでできること
- Lesson 2: インストールと初期設定
- Lesson 3: タスクの投げ方、パーミッション承認
- Lesson 4: 5つの基本ツール(Read, Write, Glob, Grep, Bash)
Lesson 4 まとめ
- ✅Read = ファイルを読む。安全で基本のツール
- ✅Write/Edit = ファイルを作る・直す。確認モードで安全に操作
- ✅Glob = ファイル名で探す。Grep = ファイルの中身で探す
- ✅Bash = コマンド実行。git操作やスクリプト実行など何でもできる
- ✅ツールの選択・組み合わせはClaude Codeが自動で行う
あなたの番です
出典・参考文献
本レッスンで引用したデータの原典一覧です。数値は各調査の公開時点のものであり、閲覧時期により更新されている可能性があります。
- [1]Claude Code Overview — Anthropic Documentation — Anthropic(2026)
- [2]Claude Code: Best practices for agentic coding — Anthropic Engineering(2025)
- [3]Claude Code Common Tasks — Anthropic Documentation — Anthropic(2026)
よくある質問
ツール名を指定して使うことはある?
通常は不要です。Claude Codeが自動でツールを選びます。ただし上級者向けに、特定のツールを使うよう明示的に指示することも可能です(例: 「Bashでls -laを実行して」)。
大量のファイルを一度に操作しても大丈夫?
はい。数百〜数千ファイルの操作もClaude Codeは対応できます。ただし大量操作の前に「まず5ファイルで試してみて」と段階的に進めるのが安全です。
Phase 2に進む前にやっておくことは?
Phase 1の実践ワークを一通り試してみてください。特に「自分の実際の業務フォルダでClaude Codeを使ってみる」経験が、Phase 2のカスタマイズ設計に直結します。
Phase 1完了!基本操作ができるようになった。Phase 2でClaude Codeを「自分仕様」にカスタマイズしていこう。
Lesson 5: CLAUDE.md設計 →