Phase 1: スキルを身につける

検索意図をAIで30秒分類する

Lesson 2 / 12|15分

このレッスンで学ぶこと

  • 検索意図の4タイプ(Know・Do・Compare・Go)
  • なぜ検索意図のミスマッチで記事が上位表示されないのか
  • 各意図タイプごとのAI Overviewsの影響
  • AIツールで検索意図を30秒で分類する方法
妻
質問
記事書いてるのに検索で出てこない。なぜ?キーワードも入れてるのに...
豊蔵
豊蔵
ポイント
キーワードが合っていても、検索意図がズレていたら上位表示されないよ。例えば「エアコン クリーニング」で検索する人が知りたいのは「やり方」なのか「業者の比較」なのか「今すぐ予約」なのか。この「なぜ検索したか」を理解しないと、記事は空振りになる。

検索意図とは? — ユーザーが検索する「理由」

検索意図(Search Intent)とは、ユーザーがそのキーワードで検索した「本当の目的」です。Googleは検索意図に最も合致したページを上位に表示します。

検索意図は大きく4つに分類されます。

※このレッスンではGoogleの検索意図を実務的に4分類に整理しています。業界によってはNavigational / Informational / Transactional / Commercialという分類で説明されることもあります。

タイプ意味検索例割合
Know(知りたい)情報を調べたい「SEOとは」「確定申告 期限」52.65%
Do(したい)購入・申込をしたい「SaaS 申し込み」「ホテル 予約」0.69%
Compare(比べたい)商品・サービスを比較検討「CRM 比較」「HubSpot vs Salesforce」14.51%
Go(行きたい)特定サイトに行きたい「Gmail ログイン」「Amazon」32.15%

出典: Amra & Elma 2025

52.65%

Know(知りたい)

Amra & Elma 2025[1]

0.69%

Do(したい)

Amra & Elma 2025[1]

20x

Do意図の価値倍率

vs Know意図

注目すべきは、トランザクショナル(Do)クエリはたった0.69%[1]しかない一方、その価値は情報検索クエリの20倍もあること(購買意図を持つユーザーが来るため、CVRがKnowクエリより高くなる傾向があります)。少ないけれど、見つけたら最優先で対策すべきキーワードです。

なぜ意図ミスマッチで順位が上がらないのか

Googleは検索結果のクリック率や滞在時間を見て、「このページはユーザーの意図に合っていたか」を常に評価しています。意図がズレていると、以下の悪循環が起きます。

  1. 1ユーザーが「CRM 比較」で検索 → 意図はCompare(比較検討したい)
  2. 2あなたの記事は「CRMとは?基礎知識まとめ」 → Know型の記事
  3. 3ユーザーは「比較表が無い」と即離脱 → 滞在時間が短い
  4. Googleは「このページは意図に合っていない」と判断 → 順位下落
妻
質問
なるほど...。じゃあ記事を書く前に、そのキーワードがどの意図なのか確認すればいいの?
豊蔵
豊蔵
ポイント
その通り。記事を書くに検索意図を分類するのが鉄則。一番簡単な方法は、実際にそのキーワードでGoogle検索して、上位10件がどんなページかを見ること。比較記事ばかりなら、あなたも比較記事を書くべき。
豊蔵
豊蔵
実例
あるBtoC企業で、「順位は取れているのにCVにつながらない」記事が大量にあった。原因は検索意図のミスマッチ。Know意図のKWに対してDo向けの記事を書いていた。意図を分類し直して構成を変えたら、3記事でCV率が2倍になった。
キーワードが合っていても、検索意図がズレていたら永遠に上位表示されない。

AI Overviewsの影響 — Knowクエリが最も変化

AI Overviewsは全ての検索意図に等しく影響するわけではありません。最も影響が大きいのはKnow(情報検索)クエリです。

検索意図別 AI Overviewsの影響

意図タイプAIOの影響対策
Know影響大 — AIOで完結しやすいAIO引用を狙う or 深い考察で差別化
Do影響小 — 購入は自分で判断したい従来のSEO施策が有効
Compare影響中 — 一部はAIOで要約される独自データ・実体験で差別化
Go影響なし — 特定サイトへのナビブランドSEOを強化

シンクムーブ × キーマケLab 共同調査[3](2025年5月13〜14日、日本在住のWeb広告・SEO担当者325名対象、IDEATECH実施)では、約8割が「AI Overviewsで調べものが済む」と回答。Knowクエリだけに依存するコンテンツ戦略はリスクが高まっています。CompareやDoクエリにも記事を分散させることが重要です。

Knowクエリ依存のリスク

Know意図の記事だけでは、AIOで答えが完結するためクリックされなくなります。一方、Compare・Doクエリは購買行動につながるためAIOの影響は限定的。ポートフォリオとしてバランスを意識しましょう。

ツールで体験: AIでキーワードの検索意図を分類する

検索意図の分類は、ThinkMoveのキーワード意図分析ツールを使えば30秒で完了します。キーワードを入力するだけで、AIがKnow/Do/Compare/Goに自動分類します。

キーワード意図分析ツールを使ってみよう

自社の主要キーワードを入力して、それぞれの検索意図を確認しましょう。意図に合った記事を書いているか振り返るきっかけになります。

キーワード意図分析ツールを使ってみる →
妻
実感
うちのメイン記事のキーワードを入れてみたら、Know意図のキーワードばっかりだった。CompareやDoのキーワードも狙わなきゃダメなんだね。

Lesson 2 まとめ

  • 検索意図は4タイプ: Know(52.65%)、Go(32.15%)、Compare(14.51%)、Do(0.69%)
  • 意図ミスマッチは順位下落の最大原因。記事を書く前に意図を確認する
  • Do(トランザクショナル)KWは0.69%しかないが価値は20倍。見つけたら最優先
  • AI OverviewsはKnowクエリに影響大。CompareやDoに記事を分散させる

あなたの番です

ThinkMoveの視点

検索意図の実務的な活用について、現場の知見をお伝えします。

意図の判断は「SERP分析」が最も正確

ツールでの分類はあくまで目安。最終確認は実際にそのキーワードでGoogle検索して、上位10件の記事タイプを確認すること。比較記事が7割なら、Googleはそのクエリを「Compare意図」と判断している。

出典:AI検索時代のSEO評価は「広義のオーガニック」で見るべき

Know意図でも「次のアクション」を記事に含める

Know意図の記事でも、記事末尾に「次にやるべきこと」(CTAやツールリンク)を入れることで、サイト内の回遊率と最終的なコンバージョンに繋げられる。情報提供で終わらせないのが実務のコツ。

出典:SEO KPIの正しい選び方

出典・参考文献

本レッスンで引用したデータの原典一覧です。数値は各調査の公開時点のものであり、閲覧時期により更新されている可能性があります。

  1. [1]
    Search Intent Statistics Amra & Elma2025
  2. [2]
    AIO Impact on Google CTR Seer Interactive2025
  3. [3]
    AI Overviewsが自然検索流入・検索広告に及ぼす影響調査 シンクムーブ × キーマケLab(調査実施: IDEATECH)2025

よくある質問

検索意図の4分類は絶対的なもの?

いいえ。1つのキーワードに複数の意図が混在することもあります(Mixed Intent)。例えば「CRM」は、知りたい人も比較したい人もいます。そのため実際のSERP(検索結果)を見て、どの意図が主流かを判断することが重要です。

Know意図の記事はもう書かない方がいい?

Know意図の記事は引き続き重要です。ただし、AI Overviewsで要約されやすいため、「事実の羅列」ではなく「独自の考察や実体験」を含めることで差別化しましょう。AIOに引用されれば逆にCTR+35%[2]のチャンスがあります。

トランザクショナルKWの見つけ方は?

「見積もり」「料金」「申し込み」「購入」「導入」などの単語を含むキーワードはDo意図の可能性が高いです。また、キーワード意図分析ツールを使えばAIが自動で判定します。全体の0.69%しかないので、見つけたら最優先で対策しましょう。

検索意図がわかったら、次は「どのキーワードを優先するか」。限られたリソースで最大効果を出すKW選定へ。

Lesson 3: KW選定