検索意図をAIで30秒分類する
このレッスンで学ぶこと
- □検索意図の4タイプ(Know・Do・Compare・Go)
- □なぜ検索意図のミスマッチで記事が上位表示されないのか
- □各意図タイプごとのAI Overviewsの影響
- □AIツールで検索意図を30秒で分類する方法


検索意図とは? — ユーザーが検索する「理由」
検索意図(Search Intent)とは、ユーザーがそのキーワードで検索した「本当の目的」です。Googleは検索意図に最も合致したページを上位に表示します。
検索意図は大きく4つに分類されます。
※このレッスンではGoogleの検索意図を実務的に4分類に整理しています。業界によってはNavigational / Informational / Transactional / Commercialという分類で説明されることもあります。
| タイプ | 意味 | 検索例 | 割合 |
|---|---|---|---|
| Know(知りたい) | 情報を調べたい | 「SEOとは」「確定申告 期限」 | 52.65% |
| Do(したい) | 購入・申込をしたい | 「SaaS 申し込み」「ホテル 予約」 | 0.69% |
| Compare(比べたい) | 商品・サービスを比較検討 | 「CRM 比較」「HubSpot vs Salesforce」 | 14.51% |
| Go(行きたい) | 特定サイトに行きたい | 「Gmail ログイン」「Amazon」 | 32.15% |
出典: Amra & Elma 2025
52.65%
Know(知りたい)
Amra & Elma 2025[1]
0.69%
Do(したい)
Amra & Elma 2025[1]
20x
Do意図の価値倍率
vs Know意図
注目すべきは、トランザクショナル(Do)クエリはたった0.69%[1]しかない一方、その価値は情報検索クエリの20倍もあること(購買意図を持つユーザーが来るため、CVRがKnowクエリより高くなる傾向があります)。少ないけれど、見つけたら最優先で対策すべきキーワードです。
なぜ意図ミスマッチで順位が上がらないのか
Googleは検索結果のクリック率や滞在時間を見て、「このページはユーザーの意図に合っていたか」を常に評価しています。意図がズレていると、以下の悪循環が起きます。
- 1ユーザーが「CRM 比較」で検索 → 意図はCompare(比較検討したい)
- 2あなたの記事は「CRMとは?基礎知識まとめ」 → Know型の記事
- 3ユーザーは「比較表が無い」と即離脱 → 滞在時間が短い
- ✕Googleは「このページは意図に合っていない」と判断 → 順位下落



AI Overviewsの影響 — Knowクエリが最も変化
AI Overviewsは全ての検索意図に等しく影響するわけではありません。最も影響が大きいのはKnow(情報検索)クエリです。
検索意図別 AI Overviewsの影響
| 意図タイプ | AIOの影響 | 対策 |
|---|---|---|
| Know | 影響大 — AIOで完結しやすい | AIO引用を狙う or 深い考察で差別化 |
| Do | 影響小 — 購入は自分で判断したい | 従来のSEO施策が有効 |
| Compare | 影響中 — 一部はAIOで要約される | 独自データ・実体験で差別化 |
| Go | 影響なし — 特定サイトへのナビ | ブランドSEOを強化 |
シンクムーブ × キーマケLab 共同調査[3](2025年5月13〜14日、日本在住のWeb広告・SEO担当者325名対象、IDEATECH実施)では、約8割が「AI Overviewsで調べものが済む」と回答。Knowクエリだけに依存するコンテンツ戦略はリスクが高まっています。CompareやDoクエリにも記事を分散させることが重要です。
Knowクエリ依存のリスク
ツールで体験: AIでキーワードの検索意図を分類する
検索意図の分類は、ThinkMoveのキーワード意図分析ツールを使えば30秒で完了します。キーワードを入力するだけで、AIがKnow/Do/Compare/Goに自動分類します。
キーワード意図分析ツールを使ってみよう
自社の主要キーワードを入力して、それぞれの検索意図を確認しましょう。意図に合った記事を書いているか振り返るきっかけになります。
キーワード意図分析ツールを使ってみる →
Lesson 2 まとめ
- ✅検索意図は4タイプ: Know(52.65%)、Go(32.15%)、Compare(14.51%)、Do(0.69%)
- ✅意図ミスマッチは順位下落の最大原因。記事を書く前に意図を確認する
- ✅Do(トランザクショナル)KWは0.69%しかないが価値は20倍。見つけたら最優先
- ✅AI OverviewsはKnowクエリに影響大。CompareやDoに記事を分散させる
あなたの番です
ThinkMoveの視点
検索意図の実務的な活用について、現場の知見をお伝えします。
意図の判断は「SERP分析」が最も正確
ツールでの分類はあくまで目安。最終確認は実際にそのキーワードでGoogle検索して、上位10件の記事タイプを確認すること。比較記事が7割なら、Googleはそのクエリを「Compare意図」と判断している。
出典:AI検索時代のSEO評価は「広義のオーガニック」で見るべき →Know意図でも「次のアクション」を記事に含める
Know意図の記事でも、記事末尾に「次にやるべきこと」(CTAやツールリンク)を入れることで、サイト内の回遊率と最終的なコンバージョンに繋げられる。情報提供で終わらせないのが実務のコツ。
出典:SEO KPIの正しい選び方 →出典・参考文献
本レッスンで引用したデータの原典一覧です。数値は各調査の公開時点のものであり、閲覧時期により更新されている可能性があります。
- [1]Search Intent Statistics — Amra & Elma(2025)
- [2]AIO Impact on Google CTR — Seer Interactive(2025)
- [3]AI Overviewsが自然検索流入・検索広告に及ぼす影響調査 — シンクムーブ × キーマケLab(調査実施: IDEATECH)(2025)
よくある質問
検索意図の4分類は絶対的なもの?
いいえ。1つのキーワードに複数の意図が混在することもあります(Mixed Intent)。例えば「CRM」は、知りたい人も比較したい人もいます。そのため実際のSERP(検索結果)を見て、どの意図が主流かを判断することが重要です。
Know意図の記事はもう書かない方がいい?
Know意図の記事は引き続き重要です。ただし、AI Overviewsで要約されやすいため、「事実の羅列」ではなく「独自の考察や実体験」を含めることで差別化しましょう。AIOに引用されれば逆にCTR+35%[2]のチャンスがあります。
トランザクショナルKWの見つけ方は?
「見積もり」「料金」「申し込み」「購入」「導入」などの単語を含むキーワードはDo意図の可能性が高いです。また、キーワード意図分析ツールを使えばAIが自動で判定します。全体の0.69%しかないので、見つけたら最優先で対策しましょう。
検索意図がわかったら、次は「どのキーワードを優先するか」。限られたリソースで最大効果を出すKW選定へ。
Lesson 3: KW選定 →