Phase 1: 伸びしろを見つける

GSCデータをAIに読ませて、次に直す記事を決める

Lesson 1 / 3|20分|公開 2026.05.23

Lesson Goal

このレッスンの到達点

Search Consoleの数字から、今月直す記事を3本に絞る単体レッスン

使うツールSearch ConsoleAI活用
GSCデータからAIで改善優先順位を決める図解
GSCの数字を、見るだけでなく「今月直す3本」へ圧縮します。

このレッスンで学ぶこと

  • GSCの数字を「直す順番」に変える見方
  • AIに渡す前に絞るべき列と期間
  • 改善候補を3本に絞るプロンプトの型
  • タイトル改善、リライト、CTA追加を分ける判断軸

Problem

GSCの数字はある。でも、改善順には並んでいない

よくある失速パターンは、記事を直す作業そのものではなく、「次にどの記事を直すか」の基準が曖昧なまま走ることです。週1本ペースで3ヶ月リライトしても、成果感が出ないとプロジェクトは止まります。

しかも、平均掲載順位だけを見ても判断を誤ります。過去の相談ログでは、順位が4位から3.4位に上がっても、 AI Overviewや時期要因でクリックが落ちる例がありました。見るべきなのは順位単体ではなく、 表示回数、CTR、検索結果の変化、事業導線の組み合わせです。

Step 1

AIに渡すデータを4種類に絞る

最初からGSCの全データを貼る必要はありません。まずは「ページ」「クエリ」「表示とクリック」「平均掲載順位」の 4種類に絞ります。期間は直近28日、比較対象は前の28日から始めると扱いやすいです。

pagequeryimpressionsclicksctrposition
/learn/07-ctr-analyticsgsc ctr 改善1,200100.8%8.4
/learn/ai/03-ai-input-designgsc ai 分析64071.1%11.2
/learn/content/10-content-rewriteリライト 優先順位42020.5%9.8

※ 上記は形式を説明するための匿名化サンプルです。実際の判断では、自社GSCのエクスポートを使います。

Step 2

AIに渡す前に、判断軸を明文化する

表示回数

検索需要があるか

まずは母数があるページを優先します。表示が少ないページは、改善しても伸び幅が読みにくいです。

平均掲載順位

伸びしろがあるか

4〜15位付近は、タイトル、見出し、内部リンク、追記で動く余地があります。

CTR

クリックを逃していないか

順位の割にCTRが低いなら、検索結果で選ばれる言い方を先に直します。

事業接続

相談やCVにつながるか

流入が増えても事業につながらない記事は、優先度を上げすぎないようにします。

Step 3

プロンプトは「分析」ではなく「意思決定」を頼む

AIに「分析して」と頼むと、数字の要約で終わりがちです。今回のゴールは、今月直す記事を3本に絞ること。 だから、分類と優先順位まで出すように依頼します。

GSC改善優先順位プロンプト

GSCのCSVから、今月直す3本と最初の施策を出す

あなたはSEOコンサルタントです。

以下はSearch Consoleから抽出した、ページ別・クエリ別のデータです。
目的は「今月直すべき記事を3本に絞ること」です。

前提:
- 事業につながるテーマを優先してください
- 表示回数、CTR、平均掲載順位から理由を説明してください
- 施策は「タイトル改善」「本文リライト」「内部リンク追加」「CTA追加」「統合/保留」に分類してください

出力してほしいこと:
1. 今月直すべき記事トップ3
2. それぞれを選んだ理由
3. 最初に直す箇所
4. 逆に今月は触らない記事と理由

データ:
page, query, impressions, clicks, ctr, position
{ここにフィルタ済みCSVを貼る}

Step 4

出力は「今月やる3本」に圧縮する

優先対象ページ最初の施策理由
1/learn/07-ctr-analyticsタイトルと導入を改善表示回数と順位の余地があり、CTRが低い
2/learn/ai/03-ai-input-designGSC入力例を追記AI活用文脈と近く、実践例の追加で狙える
3/learn/content/10-content-rewrite優先順位チェック表を追加順位は射程内だが、検索結果で選ばれていない

大事なのは、10本の候補を出すことではありません。今月の稼働でやりきれる3本に絞ることです。 ここまで圧縮できると、担当者、監修者、制作パートナーの動きがそろいます。

あなたの番です

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ThinkMove Support

自社GSCを見ながら、改善優先順位を一緒に決められます

講座の型を自社データに当てると、検索意図、商談導線、既存記事の状態によって優先順位は変わります。 ThinkMoveでは、GSCとGA4を見ながら「今月直す3本」まで落とすSEO伴走を行っています。

自社GSCの改善候補を相談する

よくある質問

GSCデータは何行くらいAIに渡せばいいですか?

最初は10〜30行で十分です。表示回数があり、平均掲載順位が4〜15位前後のページとクエリに絞ると、AIが改善候補を判断しやすくなります。

順位が上がっている記事も直すべきですか?

順位だけでは判断しません。クリック数、CTR、検索結果の変化、事業導線まで見て、守る記事、伸ばす記事、保留する記事に分けます。

GA4データも一緒に渡したほうがいいですか?

可能なら渡すと判断精度が上がります。特にランディングページ、エンゲージメント、キーイベントがあると、SEO上の伸びしろと事業成果の近さを同時に見られます。

Next Action

この改善をチームの動きに変えるなら

GSC、GA4、CTAのどれを見るかが決まったら、次は毎月の判断ルールに落とし込みます。

直す記事が決まったら、次はGA4で「読まれているのに動かない理由」を見つけよう。

Lesson 2: GA4導線漏れ

このレッスンについて

豊藏 翔太

監修・開発

豊藏 翔太(Shota Toyokura)

シンクムーブ株式会社 代表取締役 / アイオイクス株式会社 フェロー

  • 法政大学経営学部経営戦略学科卒(2015年)
  • エン・ジャパンでIT/Web業界の営業を経験後、ITコンサルタントとしてAI・RPAを活用した事業支援に従事
  • 個人事業で7サイト・約600記事を運営しSEOを実践的に習得
  • アイオイクス株式会社にてSEO Japan運営・大手企業向けWebコンサルティング事業の責任者を務めた後、2024年12月にシンクムーブ設立

著書・メディア掲載

登壇実績

  • JADEcon -JADE 春のSEO祭り-(2026年3月、渋谷)
  • LIG・ピネアル共催「AI×マーケティングのやってみた」LT会(2026年3月)
  • TASK4 忘年会 パネルディスカッション「月刊キーマケLab.特別編」(2025年12月)

シンクムーブ株式会社について

  • 設立:2024年12月
  • 所在地:東京都渋谷区神南1-11-4
  • 事業:SEOコンサルティング・インハウスマーケティング共創支援・AI活用研修
  • 同時対応:メインクライアント4社限定

独自調査・コンテンツ

こんな相談もできます

  • 「うちにもこういうツール作れる?」
  • 「AI活用の研修をやってほしい」
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費用感:スポット相談1回〜 / 顧問契約 月額制 / ツール開発 要件次第。まずは気軽にどうぞ。

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